⇒ 参考にして頂きたい添削例をピックアップしてみました。

  平面図

 

 


アプローチの仕上げ

通路部分には通路とわかるように目地を表現して下さい。
何も描いていない部分は、原則“土”としてみなされます。

通路にしなければいけないところは、

1、門扉から玄関まで
2、門扉から駐輪スペースそして玄関まで
3、駐車スペースから玄関まで
4、その他、屋外において動線が要求されている部分

となります。以上の箇所には目地を表現するようにして下さい。
ポーチ部分は、目地の間隔を変える事によって、床レベルの違いを表現します。

 

 

段差に注意

住宅の玄関や店舗の出入口には雨が入ってこないようにポーチを設けますが、
1段高くなるこのポーチは道路境界線に接して設けないようにして下さい。
一旦敷地に入ってから、ポーチに上がるようにします。

それから、このポーチは、門扉が当たらないようにする事と
自転車の出入りのじゃまにならないようにする事も注意が必要です。

 

 


店舗(併用部分)の出入口

原則、店舗へは、道路から真っ直ぐに入る事ができるように計画します。
スロープを設けた場合もそれは同じです。
スロープは横からになっても構いませんが、真っ直ぐ入るアプローチも
忘れずに計画するようにしてください。

作図表現

作図表現を過度に細かくする必要はありません。
この図面のハッチングですが、ちょっと細かすぎると言えます。
悪いわけではありませんが、時間がもったいないです。

 

 

屋外施設の動線

門扉から駐輪スペースまでの動線を確保する必要があります。
駐輪スペースから玄関までの動線も必要です。

自転車は車ではなく歩行者として考えて下さい。
自転車専用の出入口も必要ありません。

 

 

駐車スペースの表現

四角を描いて中に2本の斜線を引くこの図形は車(4,500×1,800程度)を表現しています。
駐車スペース(5,000×2,500以上)の表現ではありませんので、
その大きさに注意して下さい。

それから、車は道路に向けて表現するのが基本です。
この図面だと左側が道路になっていますので、車の前部分は左側に向けています。

 

 

矩形(長方形)が理想の形

12u以上の屋外テラスが要求された場合、最も理想の形は、3.5m×3.5mです。
そこから長細くなるに従って、理想から離れていくと考えて下さい。
使いにくくなるからです。
原則的には、1:2よりも長細くなると減点の対象になります。
L型やその他複雑な形状も減点になりますので、気を付けて下さい。

 

 

矩形(長方形)が理想の形

上の事例と少し似ていますが、部屋に関しても当てはまります。
収納の設け方ですが、残った部屋の形状が、できるだけ大きな矩形になるように
意識して下さい。

使い勝手、使い道、用途などの幅が狭くなるからです。

矩形で要求面積が満たされない場合、減点の可能性があります。

 

 

耐力壁の設置

耐力壁の位置ですが、最低基準はありますが、必ずしもその場所に設置
しなければいけないという決まりはありません。
ですが、コーナー部分は耐力壁にしておいた方が、耐震的には有利ですので、
この試験においては、できるだけ設けるようにして下さい。
通常の居室部分だと十分可能だと思います。

コーナー部分に玄関を設ける場合は、壁にできないケースがありますが、
その場合は仕方ありません。

 

 

平家部分の屋根

平家部分の屋根は2階の外壁に向かって勾配をつけないで下さい。
この部分に雨がたまって、雨漏りの原因になります。
(実務においても行う事はありません。)

 

 

屋根伏図

屋根伏図を描く時のハッチングですが、スレート葺きの場合、
流れる方向に対して直角になります。

仕上げ材料が変わると、ラインの方向も変わります。

 

 

 

室名は問題文の通りに

夫婦寝室と問題で要求された場合は、夫婦寝室と書いて下さい。
夫婦室と書くと減点されてしまいます。

押入 押入れ などもできるだけ忠実に書いて下さい。

プラスターボードをPBと書くのもできるだけやめておきましょう。

 

 

配置計画・敷地の有効利用

北側に大きく空いたスペースはもったいないと言えます。
南側は全く問題ありません。庭として利用できるからです。

建物はできるだけ北に寄せて、南側が広く残るようにしましょう。

 

 

ゾーニング

昼間利用する頻度が高い部屋、多人数が利用する部屋ほど、
日照条件の良い南側に計画するようにして下さい。
どうしても無理な場合は、仕方ありませんが。

(エスキースコード第三十八条参照)

 

 

作図アピール

要求されているものに対しては、図面を見る人にそれが伝わるように
しっかりとアピールする事が重要です。

作図する時はそのつもりで描いていても、見る人には伝わらないかもしれませんよ。
採点者に減点させないように。

この図面はきちんとアピールできている図面です。

 

 

スロープ

矢印は登りはじめから終わりまで、
傾斜している部分には全てです。

 
  立面図

 

 

矩計図との整合性

各図面は全て整合性がとれていないといけませんが、
立面図に多い間違いは、屋根や窓の高さです。

矩計図と同じ高さになるように作図するようにして下さい。

高さは課題ごとに変える必要はありません。覚えておきましょう。

 

 

1階(平家部分)の屋根の高さ

1階の屋根は胴差の位置が軒桁になると考えて下さい。
胴差の天端(GLより3,500)から400下がったところが屋根の下端ラインになります。

 

 

筋かいの位置

要求される可能性は低いですが、きちんと描けるようになっておきましょう。

2階の筋かいは、軒桁と胴差の間、1階の筋かいは、胴差と土台の間に入ります。
左右は柱から柱です。
柱のないところに筋かいの端部がくるのは間違いです。

 

 

妻側面の屋根

建物の妻側から見た方向で指示された場合、屋根はこの赤線の形状を
1/100で描きます。
母屋が隠れる程度の位置に線を引いて下さい。

 

 

軒桁のライン

軒桁のライン(高さ位置)は通常変わる事はありません。
屋根の大きさが変わる場合は、最高高さが低くなります。
屋根の下端ラインが上がる事はありません。

 

 

窓の幅

窓の幅をおさえる時は、柱の幅を意識して下さい。
窓は柱の内側に納まります。筋かいを入れる場合も同じです。

片流れ屋根の上端

納め方にもよりますが、外壁から外に出た部分(この写真の左部分)は、
少しだけ高くなります。

ポーチと玄関扉の高さ

玄関ポーチの高さは、基本的には地面より+200oで考えます。(もしくはそれ以下)
玄関扉もポーチの高さに合わせて描いて下さい。

   
  伏図

 

 

横架材の寸法

各横架材は自分よりも大きな横架材を受ける事ができません。
サイズを大きくするか、受ける位置に1階の柱を設置するようにします。

(伏図テキスト22ページ〜参照)

 

 

丸太を受ける梁

丸太を受ける梁を忘れる人が多いです。
特に棟木の真下に位置する場合に忘れがちです。

 

 

横架材の仕口

部材と部材の接合ですが、伏図テキスト23ページの写真のように、
他の梁の横に当てるようにします。
先同士を合わせる事は通常は行われません。
その為、この写真のような場合は、いずれかの梁を伸ばして下さい。

 

 

寄棟屋根の隅木

寄棟屋根にした場合、隅木(写真の45度の線)という部材が必要になります。
この隅木を設置する場合、それを受ける小屋束の間隔は、斜めに1マス間隔です。

もちろん小屋束を設置するためにはそれを受ける為の梁が必要になります。
写真の図面にはその梁が入っていません。

母屋は直角方向に曲がりますので注意して下さい。
それから、凡例欄に隅木を付け加えておいた方がいいでしょう。
寸法は105×150くらいです。

基本的に寄棟屋根はやめた方がよさそうですね。

 

 

階段部分の火打梁

階段に火打梁を設けると、踊場の途中で頭を打つ事になります。
減点の対象になりますよ。

 

 

小屋梁(丸太)と平角材

基本的に、小屋梁と平角材は交わる事はありません。
小屋梁は小屋束を乗せるために設けます。この写真の場合は、
平角材はなくてもよかったですね。

 
  矩計図

 

 

伏図とのリンク

ほぼ同じような図面を描けばいい矩計図ですが、伏図との整合性はとっておく
必要があります。

この図面では、根太の向きが切断位置に対して横向きになっており、
外壁から910の位置に床梁があります。

もちろん、胴差や床梁のサイズも伏図と合わせておく必要があります。

 

 

平面図とのリンク

建物が縦(南北)に長くなった場合に多い間違いですが、
屋根の流れる方向が東西になった場合、南外壁面で切断した矩計図は、
いつも描いている通りの形状にはなりません。

この場合は、東側か西側の外壁で切断する必要があります。